【実際に測定】田舎で楽天モバイル5Gエリアの真実

目次

楽天モバイル実際の5Gエリア確認方法
本当はかなり狭いエリアマップ

一昔前は、楽天モバイルって田舎じゃ繋がらないってイメージありましたよね?
それが今では人口カバー率99.9%と謳い、地方でも都市部では5Gエリアも広がり、なんとデータ通信無制限定額制の楽天モバイル最強プランまで登場して、かなり魅力的なサービスになりました。実際に契約を検討されている方も多いのではないでしょうか?ただ、契約して使ってみなければわからないというのが不安な点ですよね。

それに、口コミやアンケートもあてにはなりません。そういったサイトは広告収入が目的ですし、利用者の声などはSNS上に溢れていて都合の良いものを拾ってきてるだけですから、対象範囲や条件が広範囲すぎて結局良いのか悪いのかわからなくなりますよね。

私が楽天モバイル最強プランを契約して1ヶ月、新潟県の長岡市という地方都市で利用しているのですが、ここは地下鉄や大型商業施設なんかもないですから、特に電波状況が悪くて困るなんてことはありませんでした。実家はさらに田舎の南魚沼市というところですが、そこでも電波が悪いということは無いですね。
今ではauと提携してローミングサービスも始まりましたから、
田舎だからつながらないというのは今や昔の話になりましたね。

ただ、
気になるのが5G。エリア内のはずなのに一向に5Gにつながらない・・・。
ということで、足を使って調べてみました。

アンテナ(基地局)の場所と性能が分かれば実際の5Gエリアが分かるのではないかと思ったわけです。

実際に現地で測定したデータをもとにまとめましたので、この記事を読んでいただければ、
契約前に、利用する場所で5G通信ができるかどうかある程度判断できると思いますのでよかったら参考にしてみてください。
都心部ではあまりに環境が違いすぎるので参考にはならないかもです・・・。

ちなみに
「うち、5Gのエリア内だけど、電波入るんじゃない!?」と気になっている方にとっては正直がっかりする内容だとは思いますw

ただし
4G回線が無制限で使えるのであれば十分という方にとっては
楽天モバイル最強プランを契約して損はないと思いますので先にお伝えさせていただきます。

言い方変えると5Gにはあまり期待しないでくださいということですw

新潟県長岡市内 12ヵ所 61地点               

今回の実測値データサンプル数                  

5Gにならない・つながらない実態を調査

楽天モバイル5Gのアンテナの場所と通信可能距離、速度を調べて実際につながるエリアが分かるマップを作ることにしました。

5Gエリア地図ってホント?

結論から言えば、楽天モバイルのサイトで確認できる5Gのエリアマップはあてになりません
それと、実際にアンテナの設置場所を見てアンテナの設置台数と向きでかなり通信範囲が変わってくるというこがわかりました。

ホントに高速?通信速度

これも重要なポイントですね、アンテナからの距離によってどの程度速度低下が起こるのか障害物による影響がどの程度なのか参考になるかと思います。

ホントに無制限?

ここに関しては調べる気はなかったので、結果としてわかったことなのですが、

5Gには制限がある
ということ。「5Gは」です。詳しくは後述しますが、制限がかかっても4G並みの通信は普通にできました。

測定環境・条件  -田舎でも使える?-

まず、データ通信の品質は利用する場所や端末スペックによりかなり変わってくると思いますので今回検証した測定環境から説明いたします。

Sub6が対象 ミリ波は無視

5Gには、Sub6とミリ波という周波数の違う電波があるようですが、このミリ波対応の端末というのが楽天モバイルの場合オリジナルの2機種しかなく今は販売も終了しているようです。それに、対応機種を使ったとして通信速度の最大値がSub6が2.13Gbps、ミリ波が2.80Gbpsということで対して変わらないような・・・。ということでミリ波に関しては無視することにします。

場所:日時

新潟県長岡市

検証日は2023年12月27日、市内に7か所楽天5Gアンテナが設置されていました。
田舎町なのでアンテナの設置個所は少ないですがビルや高層マンションなども少ない環境なので、田舎暮らしの方には参考になると思います。

使用端末

google Pixel 7a

楽天モバイル5G対応確認機種になります。ハイエンド機種と比べるスペック面では劣ると思いますが、その分平均値として参考になると思います。

測定方法

通信速度の測定はFast.comを使って行いました。
(速度測定サイトは1回のデータ使用量が尋常じゃないのであまり使わないほうがいいですw)

流れてしては
楽天モバイルのエリアマップとグーグルアースでアンテナの場所をピンポイントで特定し、車で現地へ行って目視でアンテナの台数や向きを確認し、少しずつ移動しながらアンテナからの距離と通信速度の関係、電波の境界を調べていくかたちで進めました。
測定時は車を停車して、車内で測定しています。

実際につながる5Gエリア確認方法

先にお伝えした通り、結果的には楽天モバイルの5Gエリアマップはあてにならいことが分かったわけですが、だからと言って全くつながらないわけではないですし、もし自宅で5Gが使えるようならラッキーですよね。

5Gには制限あり

今回の検証では12か所のアンテナに対して61地点での測定になりました。本来であればもっと多くの地点で調べる予定でしたが、実は途中で5G通信に制限がかかってしまったようなんです。具体的にはひと月のトータルで100ギガ(4G通信も含む)&1日の5G通信20ギガを超えたあたりから5G回線で通信はしているけど4G程度の速度しか出なくなりました。しかも2週間たっても解除はされないようです。もちろん楽天モバイルの注意書きには制限する場合があると記載されていますが具体的な数字は書かれていません。

おそらくは1日の5G利用量が20ギガ超で1ヶ月間4G通信並みに制限?もしくは1か月の5G利用量30ギガ超で4G並みに制限?といったところでしょうか。ただ1日で20ギガ使う人はそうそういないでしょうし、検証した日が月末なのでそれまでにいくらか5Gを使ってると考えると、後者かな?

※補足
制限がかかっているときは5G通信を始めた瞬間は5Gの速度が出ますが、そこから5秒くらいかけて徐々に落ちていく感じです。ですので短時間のデータ通信で測定するサイトでは5G通信並みの測定結果になります(USENのサイトなど)。それと楽天モバイルのサイトに速度測定ページがあるのですが、そこから測定すると制限はかからないようですので、楽天のサーバーまでは無制限のようですね。

5Gアンテナ(基地局)の向き、設置台数の違い

まず、楽天モバイルのアンテナの種類ですが、おそらくこんな感じのようです

楽天モバイル基地局の種類、5Gと4G

5Gで重要なのは真ん中のアンテナですが、場所によって設置台数が違うみたいです。

楽天モバイルSub6基地局(アンテナ)

長岡市内では全12か所中、3台設置してあるところとが4か所、1台しか設置してない所が7か所となっていました。

そしてこのアンテナの台数がかなりポイント!
5Gの特徴は高速な反面、直進性が強く減衰しやすい、ということは、3台の所は全方向でいいのですが、1台しかない所は1方向にしか電波が飛んでないのでアンテナの向きが重要になってきます。
ちなみに、アンテナがあるからと言って必ずしも稼働してるわけではないようです・・・。

アンテナ(基地局)の場所はストリートビューで確認

「自宅が5Gエリア内だけどホントにつながるかかどうか知りたい」そのためにはまず、アンテナの場所と向きを調べるわけですが、手順は簡単で、楽天のエリアマップでミリ波エリア(青い丸)を調べて、グーグルマップでその場所を開き、ストリートビューに切り替え、近くの電柱の上をよく観察する。これでほとんどが特定できるはずです。(大都市ではビルの壁や屋上などに設置してあるのでわからない可能性があります)

楽天モバイルつながらない理由

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